線状降水帯

当館には、大雨の被害はありませんでした

7月7日未明から、線状降水帯の影響で記録的な大雨に見舞われました。

東郷湖も水位が上昇し、湖岸道路は冠水しました。

当館の敷地までは達せず、被害はございませんでした。

 

7月9日より、通常営業いたします。

日帰り入浴は、コロナ対策のため引き続き休業となります。

線状降水帯には、最大限の警戒を

7月7日は未明から大雨となりました。

朝食のご用意が一段落したので、ウェザーニュースのアプリで予報を確認したところ、下記画像の通りでした。

大雨は1時間ほどで落ち着く予想となっています。

しかし、テレビでは「線状降水帯が発生し、予想以上の大雨となる可能性がある」旨を繰り返し伝えていました。

東郷池はたびたび増水していますし、私が小学生の時には、前の道路も冠水して鯉が泳いでいる状態になりましたので、それぐらいは覚悟しました。

止まない雨

7時時点の予想に反して、雨は全く止む気配がありません。

アプリで確認するごとに、予想降水量が増えていきます。

それでも、昼過ぎにはおさまる予想になっっていました。

昼前には、湖岸道路が冠水し始めました。

徐々に水位が増していきます。

 

アプリの予想降水量は、14時頃には一桁になっていましたが、経験上、床下浸水は覚悟しなければならないと思いました。

結局、16時過ぎまで降り続きましたが、家屋に浸水するほどの水位にはならず、安堵しました。

「線状降水帯」は最大限の警戒を

結果的に、朝の段階での気象予報よりも、はるかに多い降水量となりました。

雨雲レーダーで、数時間先まで雨雲の動きを見られますが、その予想では東へ動くはずだった雨雲が、居座り続けているどころか、どんどん流れ込んでくる状況でした。

どうやら線状降水帯の動きは、予想が難しいようです。

今回の経験で分かったことは、「線状降水帯」と聞いたら最大限の警戒をしなければならないということです。

「その時点で予想されている雨量の何倍も降る」と思って行動しなければなりません。

治水事業の成果。先人への感謝。

今回の大雨は、私が小学生の時に経験した「台風19号」の豪雨に匹敵する雨量であったようです。

台風19号の時には、はわい温泉全体が冠水し、床上や床下の浸水被害がありましたが、今回は道路冠水程度で済みました。

それは、台風19号以降に行われた治水事業の成果だと思われます。

東郷ダムの建設により、東郷湖への流入を調整し、橋津川を改修して海への排水がスムーズになりました。

これらを成し遂げた先人への感謝が自然と沸き起こります。

 

今、湖岸道路の嵩上げ工事が行われています。

それが完了すれば、さらに大雨にも耐えられるようになると思います。

今回も、東郷温泉側では浸水被害が出いているようです。

被害にあわれた皆様にお見舞い申し上げます。

はやく工事が完了し、安心して暮らせる日がくることを願ってやみません。