ジョン・レノンが、特にビートルズ初期に使用していたことで有名なギター、Rickenbacker325が当館にもございまして、現在はバックヤードで保管しております。
ショーケースに入れて飾っておりましたが、友人から「弾くためのもんやで」と言われたのをきっかけに、外に出しました。
飾っている時によく「本人がつかったものですか?」と聞かれましたが、当然違います。
本人が使っていたものは博物館にあります。
こちらは、本人が使っていたモデルの復刻版です。
シリアルナンバーによると、1985年10月製造です。
製造年と仕様から、325V63JGではないかと思われます。
ジャックの接触不良のようで、アンプにつなぐと、音が出なかったり、出てもノイズがのったりします。
かなり弾きこまれているようで、フレットの減りが激しいです。
先日、弦をはりかえました。
純正と同じ、0.12始まりのフラットワウンドです。
ジョン・レノンは0.13はじまりのセットを使っていたそうです。
試奏できますので、ご希望の方はおっしゃってください。
JC-70につないで(小さめに)音を出すこともできます(夜はダメです)。
ビートルズファンにとってはあこがれですが、弾きやすくはありませんし、音も特徴的な「あの音」であり、なかなか手ごわいギターではないかと思います。
やっぱり、ジョン・レノンは変わった人だったんだなぁ、ということです。